在庫切れとかFeelVRバックしてみたりとかで何度か迂回したけど、とうとうThrustmaster T500RSの老朽化が我慢できなくなってsc2ポチりました。いろいろ問題もあってもう可笑しかったのでまとめて記録しておく。
FeelVRはお金捨てたなーと思ってたけど新しいオーナーが返金対応もするって言うんでそっちでリクエストして待ち(放置)。
Thrustmaster T500RS > Simucube 2 Sport 購入
- 10/22 iRJL GT シリーズ 2021シーズン開催のお知らせ iRJA – iRacing日本語情報サイト Rd7バルセロナ戦でのステアリング交換機構付近のがたつきからT500を諦めた。
- 10/23にいつもの英国 Demon Tweeks | Motorsport, Car Tuning & Motorcycle Parts でSQR付きのRev1なのを確認してsc2 sport購入。
届いたけど付属品足りてないじゃん
- 10/28にsc2到着したけど、付属してるはずのSQR70mmアダプタとその他ボルトワッシャ類が入ってない。がっくりしながらDemonTweeksとクレームやりとり。S/Nや背面パネルとパッケージ(白箱)写真送ったり。結局倉庫からの出荷漏れじゃなくてそれ以前の工場出荷時漏れ。出荷検品してないの?
- とりあえずRAPFIX GTC-R | worksbellの3穴-6穴変換アダプタで仮組み。※SQR70mmアダプタと同じようには使えなくてスペーサー使ってM5止める逃げ作る必要ありますよ。
- 漏れてたSQR70mmアダプタは販売店DemonTweeks経由でなくメーカーから直送、ということでフィンランドGraniteDevicesからかと思いきや製造工場エストニアIncapからの直送で発送連絡ないまま突然の11/9着。
- その間に10/31にステアリングボタン配線をT500RS取り出しからxbox360 usbパッドからの取り出しに変更。shupop.hateblo.jp
クイックリリースとしては Q1Rがええぞ
- 10/27にhttp://www.beyondmonkey.com/pub/q1r/q1r.htmlからメールでクイックリリースQ1Rオーダーしてた。ukさんの教えどおり。groovy-clutch.blogspot.com
- ドイツからのQ1R到着は11/10、ようやく思う形{sc2>SQR>Q1R>ステアリングホイール}になってsc2設置位置の確認もできた。モニタを手前に出して下へ下げることができた。Q1Rはガタなし完璧(下側ねじをちょいと回して強度と取り付け取り外しのスムーズさのバランスを調節できる)。OEM多数。
- Sim Racing Garage の動画が分かりやすい www.youtube.com
マウンタのはなし
- 私が使ったマウンタ/マウント Simucube Mount for Direct Drive Force Feedback wheel base はコクピット/シャシーへの固定ボルトがモーター下になるので、すっきりはしてるけれど取り付け位置調整には向いてない。私は目測で取り付け位置は一発okだったのでそう問題にならなかったけれど、普通はモーターより外側にボルトが来るSimracingbay などのタイプが扱いやすいと思う。
Simucube 2 認識とか動作とかおかしいじゃん?
- SQR70mmアダプタ到着前にsc2動作確認してたら、本体バックプレートにもSportと記されてるのにTrueDriveではProと認識されてトルク表示もProのそれ。ほんとにそのトルク出てるのか設定弄っても求めるトルク量になってるのかさっぱり分からない。トルクの出方もピークは出ても低FFB時がスカスカで表現皆無に近いのはやっぱりおかしい。
- それでも、Simucube 2 True Drive releases - Granite Devices Knowledge Wiki によればTrueDriveの過去バージョンでProがSportとして認識される問題の修正履歴があったので、次以降のバージョンで修正されるかなーと軽く考えてたけど、ハイトルクモード有効化してると走行中に突然ステアリング位置とは無関係な方向で信号が固定されてしまってコース外へまっしぐら、という症状も複数回発生するので、いろいろ症状添えておかしいぜ、とTrueDriveからフィードバック送信。とりあえずはコース外まっしぐら症状の出ないハイトルクモードオフで低FFB時スカスカをガマンしておく。とはいえ、私的に一番の目的な剛性・スムーズさは素晴らしい。
新品交換へ
コロナの影響を受ける国際配送
やっと(まともなのが)届いた
- 当初11/29到着見込だった代替品が11/27到着。配送外箱でかい。白箱がでかくなってた。白箱の中にさらに立派な内箱があった。これはRev2だわ。比べると白箱サイズがかなり違います。
- 代替品で届く配送外箱を流用する旨の話はしてたのだけど、Rev2サイズで届いた配送用外箱にはRev1の小さな白箱サイズの位置にカット入っていてニヤリ。
正常動作!やっと!
- TrueDriveもちょうど11月ビルドがでてた: Simucube 2 True Drive releases - Granite Devices Knowledge Wiki
- 早速付け替え、ファームウェアアップデート、試走。ずいぶん前にOSWを体験したときと近く、低FFB時の表現もちゃんとあって、ようやく、ようやくsc2使えた感きた!(余計な期間が1か月)
- まずは iRacing の複数車種を乗り換えて試走して、各車共通のスタート地点はこのあたりから。(軽い車では軽く重い車では重く、ピークの急激さは抑えて)
- True Drive 2021.11 Expert - overall strength: 100%, steering range: 900。
- iRacing - app.ini手編集なし, Use linear mode: on, Reduce force when parked: on, Max Force: 50Nm, Wheel force: 17Nm, (出力比 0.34), Damping: 0%, Min force: 0.0%
- Max force 50-60Nmで探り始めました。GT3 Spa Francorchamps では Max force 70Nm で TrueDriveのFrictionを 3%付けてみました。
- いずれもmomo mod27 270mm ステアリングの場合です。例えば SPARCO 350mm ステアリングでの設定はもっと重めになるはず。
iRacing DD FFB設定一般論
iRacer ブリオンが解説していたり彼の経験則を紹介していたり周辺のFFBギークがコメントしてたりするのをiRacing FFB一般論として読んで、スタート地点での自己理解としては、
- ホイールベースの出力トルクとシムでテレメトリ出力されるトルクを 1:1 に再現しようとすると激重になってしまいまったくリアルではない。
- テレメトリ値からや auto を使って最大トルク/クリッピング判定できる。
- ドライブ中に適度なフォース設定では縁石などでのピークは急激なものになりがち。
- クリッピングしない範囲を使ったリニア表現で解像度を保持できるが全体に弱くなる。
- だから間をとる。Wheel force / Max force の出力比率 = Specific Output で考えるとよい。たいてい Specific Output をどれくらいにしてるか、で語られてます。
- 実車に近くなるのは Specific Output = 0.6 前後。普通の人は 0.35 - 0.45 くらい。0.25 以下になると表現に欠ける。(ブリオンら曰く、の値。車によって違いあると思うけど)
- iRacing OPTIONS 設定例
- Wheel force: ホイールベースが発揮するフォースの強さ(仕様値 x コントロールパネル/プロファイラでの設定比率)。
例1: Simucube 2 Sport 17Nm x TrueDrive overall strength 100% = 17Nm
例2: Simucube 2 Pro 25Nm x TrueDrive overall strength 100% = 25Nm - Max force: フォーステレメトリ出力のどこでクリッピングさせるか。テレメトリ上それ以上のトルクが発生した場合でも、ホイールベールで出力される上限トルクとなる(クリッピングされる)。転じて、Wheel force で指定したトルクが上限としてWheel force で指定するトルクをテレメトリ値のどこで発揮するかを指定して、出力比 Specific Output を決める。
例1: 50Nm (Specific Output: 17Nm / 50Nm = 0.333) *Simucube 2 Sport
例2: 75Nm (Specific Output: 25Nm / 75Nm = 0.333) *Simucube 2 Pro - FFB Analysis例
- ホイールベースが出力できる Wheel force のトルク範囲 を使って、Max force までを表現する。クリッピングされる Max force 以上のトルクはどこまで行っても Wheel force 以上に出力されない。iRacing では概ね 65Nm 以下の範囲で収まるらしい。
- MX5 など低トルク車両用には Max force を Wheel force に近づて出力比 Specific Output を上げないと軽すぎる傾向はあるが、それをそのまま LMP2 など大トルク車両に適用すると過大になる。(車種ごとに変更したい理由)
- Wheel force: ホイールベースが発揮するフォースの強さ(仕様値 x コントロールパネル/プロファイラでの設定比率)。
- 最大トルク/クリッピング判定させてから出力比率を乗じてモーター出力を(100% でなく)絞る設定方法でも同様の出力を得られるけれど、まずは 100% で始めた方が考えやすい。車種ごとに設定変更し始めたら、こちらの方法でホイール側のプロファイルを切り替えるとよいかもね!
- 参考リンク(Specific Output):
NG品の返送
- 送り返す準備しなくちゃ。。(面倒)外箱カットと集荷依頼。。
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リビジョンアップのタイミングでバタバタしたんでしょうかねぇ、しかしこれは良いものだ。